ブレードランナー/BLADE RUNNER (2005.01.28/2008.01.12加筆・修正)
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●1982年の公開からすでに23年、時とともに評価の高まる「ブレードランナー」!
「2001年宇宙の旅」 「スター・ウォーズ」は、ビデオやLDの普及に貢献したといわれているが、逆に、ビデオやLDの普及によって、人気の高まった作品が「ブレードランナー」である。

その後のSF映画の近未来感を決定づけてしまった濃密で完成度の高いビジュアル、哲学的なストーリー展開、フィルムノワール的なハードボイルドタッチ。今では、語り尽くされた感のある「ブレードランナー」の魅力だが、初公開当時はハリソン・フォード主演という事で、「スター・ウォーズ」「レイダース」のような、派手な娯楽映画を期待していた観客にソッポを向かれ、興行的に失敗に終わってしまった。いわく、暗く陰湿で、悲観的な印象しか覚えない作品というのが、当時の一般的な評価であった。

しかし、その後一部の熱狂的なファンを中心としたクチコミなどからじわじわと評判が上がっていき、レンタルビデオの普及、LDの発売なども追風となり、初公開時に見て戸惑ったままだった映画ファンや、見逃していた映画ファンから再評価を受け、映画ソフト初の超ロングセラー作品となった。

ビデオやLD、そしてDVDの普及にともなう映画ソフトのパッケージ化は、映画を所有するといった楽しみはもとより、バージョン違いを楽しむという映画の新たな鑑賞方法をも生む事となった。これはビジネスとしても、製作者側に大きなメリットを与える事となり、1本の作品で何度も楽しめるバージョン違いが次々と作られていく事となるが、本作における「ディレクターズカット最終版」(1992年)は、その先駆的作品として強く記憶に残るものでもある。

さて、本作品で確認されている6種類の上映プリントバージョンを今一度整理してみた。

※2007年12月14日「ブレードランナー」製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディションとして、「ワークプリント版」本編初リリース。また、リドリー・スコット監督が自ら再編集した「ブレードランナー ファイナル・カット」も同時リリースされたため、現在6種類のバージョンのうち、サンディエゴ・リサーチ試写版以外の5バージョンが観賞可能となった(2007.12.23加筆)。

■「ブレードランナー」の上映プリント(6種類)
1.ワークプリント 全米劇場公開前の1982年3月、デンバーとダラスでリサーチ試写されたバージョン。1990年5月6日にロスのフェアファクスシアターで70ミリプリント版として上映。その後、1991年9月、同じくロスのニューアートシアター、10月サンフランシスコのカストロシアターでも上映された。
※ハッピーエンドシーン(デッカードとレイチェルの夕陽の逃亡シーン)が無く、ナレーションが少ない他に、劇場公開版とは細部に渡って違う。
冒頭、デッカードがヌードル・バーで4つ注文して、店の親父に片言の日本語で「2つで充分ですよ」「わかってくださいよ…」と言われる2つの物が、うどんではなく、エビの数の事だとわかるカットが存在する事でも有名。(ドス黒く一見ザリガニのようにも見えるがエビ?らしい…)。

その他、ファイナルカット版でも見られるが、チャイナタウンのタフィー・ルイスのクラブ、スネーク・ピット近くにある透明なプラスティックバブルケースの中で妖しく踊る、芸者のかつらをつけたホッケーマスク・ダンサーのシーンも有る(13金のジェイソンのようで不気味)。
相違点に関しては「アルティメット・コレクターズ・エディション/ワークプリント版」にて、「メイキング・オブ・ブレードランナー」著者ポール・M・サモンによる音声解説で詳細に語られているが、劇場公開版と最終版の2つと比べただけでも、本ワークプリント版には細部のカットやBGM音楽など含めて、100か所近くの相違点があるとの事だ(2007.12.23加筆)。
2.サンディエゴ・
  リサーチ試写版
1982年5月に1回だけリサーチ試写されたバージョン(らしい…)。ハッピーエンド・シーンが付け足され、ナレーションが挿入されている劇場公開バージョンにほぼ近いバージョンと言われている。※未見、未ソフト化。
3.米国オリジナル
  劇場公開版
1982年6月25日に米国で劇場公開されたバージョン(117分)。
4.国際版(完全版) アジア及び欧州で劇場公開されたバージョン(118分)。日本国内公開は1982年7月10日。
5.最終版 1992年に劇場公開された、いわゆるディレクターズカット版(116分)。
国内公開は1992年10月。
6.ファイナル・
  カット版
2007年にリドリー・スコット監督が製作25周年を記念して再編集したファイナル・カット版(117分)。
国内公開は2007年11月17日。(※詳細はこちら→)
※ソニー・マガジンズ発行のメイキング・オブ・ブレードランナー(ポール・M・サモン著/品川四郎監訳)一部参照。

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1983年アメリカ劇場公開盤
ビデオ化権、ディスク化権を購入していたエンバシー・ホーム・エンターテイメントからリリースされたブレラン初のLD。テレビサイズ版、ステレオ(116分43秒)。
オープニングのワーナーマークは、エンバシーのカンパニーマーク(+ラッドカンパニーロゴ)に差替えられている。
※メイキング・オブ・ブレードランナーブックには、「サイド1の時間表示は分だが、サイド2は何故か秒である」と記載されているが、後に両面とも分表示に修正を施されて再プレスされている。(※2枚とも所有確認済)
●米国初盤LD/テレビサイズ
※米国オリジナル劇場公開版
1983年<13805>
EMBASSY HOME ENTERTAINMENT
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1987年にエンバシー/ネルソンから再リリースされた再発盤LD。上記1983年にエンバシーからリリースされたマスターをCXエンコーディングしたものと推測される、アメリカ劇場公開版。テレビサイズ版、ステレオ・サラウンド(116分43秒)。オープニングのワーナーマークは、エンバシーのカンパニーマーク(+ラッドカンパニーロゴ)に差替えられている。
※メイキング・オブ・ブレードランナーブック(P453)には「レーザーディスクのジャケットには間違いがひとつある。このブレードランナー初のレーザーディスクはNRバージョン(指定なし、国際版)であると記されているが、実際には1982年に全米公開されたR指定バージョンと同じものである。」と記載されているが、ジャケットに間違いがあるのは初盤ではなく、こちらの再発盤。ジャケットには“WARNING:This film contains never before released scenes of graphic violence that were edited out of the theatrical released!”との記載があるが、実際には暴力シーンがカットされたアメリカ劇場公開版が収録されている。
●米国再発盤LD/テレビサイズ
※米国オリジナル劇場公開版
1987年<13806>
EMBASSY HOME ENTERTAINMENT/
NELSON HOME ENTERTAINMENT
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1985年国内初盤/テレビサイズ版
ワーナー・ホーム・ビデオよりリリースされた国内初盤LD。
CXエンコーディングされているので、1987年エンバシー/ネルソン再発盤と同マスターと推測される。
劇場公開時のワーナーマーク(+ラッドカンパニーロゴ)がそのまま収録されているで、映像的にはエンバシーの初盤・再発盤よりもこちらの方が、よりアメリカ劇場公開版に近い。
※発売当時、国内劇場公開版と言われていたが、国内で初めて劇場公開されたものは欧州・アジア劇場公開の国際版(いわゆる完全版)であった為、このLDはアメリカ劇場公開版である。
●国内初盤LD/テレビサイズ
※米国オリジナル劇場公開版
<08JL-70008>
1985年 ワーナー・パイオニア
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メイキング・オブ・ブレードランナー
1997年3月 ソニー・マガジンズ発行
(ポール・M・サモン著/品川四郎監訳)
デッカードは、当初の設定ではメガネをかけた官僚的人間だった事、配役にダスティン・ホフマンが当てられていた事。
そして、リドリー・スコットと現場スタッフとのただならぬ確執、ハリソン・フォードとの意見の対立など、製作現場の軋轢と混乱の舞台裏を明らかにし、本編映像の詳細な分析なども網羅した、まさに空前絶後のメイキングブック。これを読まずしてブレランは語れない。
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●米国クライテリオン盤LD/ワイドサイズ・CAV版 ※国際版
1987年ボイジャー社<CC1120L> THE CRITERION COLLECTION-19

1987年にボイジャー社・クライテリオン盤CAV版としてリリースされた国際版(いわゆる完全版)。アメリカでは初のワイドサイズ版リリースで、LDとしては初の国際版リリース。暴力シーンが追加されているブレランでもっとも長いバージョン(118分)。
追加されているシーンは、タイレル社でロイが社長を殺すシーン(親指をタイレルの両眼に食い込ませ潰すカット)、プリスとデッカードの対決シーン(プリスがデッカードの鼻に指を突っ込み持ち上げるカットと、デッカードがプリスを銃で撃つカットが1発多い)、クライマックスのデッカードとロイの死闘シーン(ロイが手に釘を突き刺すアップの2カット)の、合計約15秒程である。
ワイドサイズ版なので、当然左右の情報量は多いが、テレビサイズ版より若干天地の情報量が少ない。ワーナーマークはクライテリオンマークに差替済み。現在、国際版として視聴できる最良の画質で、CAV版のみにシド・ミードギャラリー、シーンごとの説明(文字情報)、トリビアテスト等の特典映像付。

※CAV版には、3Mプレス盤(87年発売盤)と、パイオニアプレス盤(89年発売盤)が存在している。パイオニアプレス盤にはジャケット裏に小さく Pioneer Video. Inc の表記有り(ジャケット画像参照)。
※ジャケットのイラストが微妙に違うのは、権利関係で同じものが使えなかった為だが、ブレードランナー各バージョンの本編映像自体の権利関係も、かなり複雑なようだ。未使用シーンとして有名な"リオンに撃たれたホールデン(冒頭、リオンに感情移入テストを行う人物)を、デッカードが病院へ見舞いに行くシーン”など、まだまだ売れる素材が残っているにも関わらず、なかなかDVDリリースされないのも、このあたりの事情だろうか…。(2005.01.28)

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●米国クライテリオン盤LD/ワイドサイズ・CLV版 ※国際版
1989年ボイジャー社<CC1169L>THE CRITERION COLLECTION-69
クライテリオン盤CAV版(1987年)に続き、1989年にCLV版として、パイオニアプレスでリリースされた国際版(いわゆる完全版)。
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1987年国内ワーナー/完全版
●ワーナー ベストセレクション版LD
ワイドサイズ・CAV版 ※国際版(完全版)
<NJL-20008>
1987年12月15日 ワーナー・パイオニア
ボイジャー社クライテリオンCAV版とマスターは同じだが、日本語字幕の挿入の関係からか、かなり画質が悪い(本編チャプター位置も違う)。
特典映像もクライテリオン盤のものとまったく同じで、字幕も無し。ジャケット外袋にシール付。
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1993年国内テレビサイズ版 1993年国内完全版(国際版)
●国内再発盤LD/テレビサイズ
※米国オリジナル劇場公開版
<NJEL-20008>
1993年2月25日 ワーナー・パイオニア
● 国内盤LD/ワイドサイズ
※国際版(完全版)
<NJWL-20008>
1993年2月25日 ワーナー・パイオニア
新ジャケットにて再リリースされた劇場公開版テレビサイズ。映像内容は1985年に発売されたものとまったく同じだが、チャプター、シナリオディスク付。
解説書には日本劇場公開版と記載があるが、国内で劇場公開されたものはアジア・欧州劇場公開版つまり国際版(完全版)なので間違い。
1987年ワーナー/ベストセレクション版(完全版)を新ジャケットにてCLV版で再リリースしたものだが、特典映像はすべてカットされている。シナリオディスク付。
※3バージョンの違いを記載した解説書付。
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1993年国内最終版 1993年米国ワーナー最終版
●国内盤LD/ワイドサイズ 
※ディレクターズカット最終版<NJEL-20008>
1993年2月25日 ワーナー・パイオニア
●米国盤LD/ワイドサイズ・CAV版 
※ディレクターズカット最終版<12682>
1993年5月19日 WARNER HOME VIDEO
アメリカに先がけて国内先行発売された国内盤LDディレクターズカット最終版、CLV仕様。
リドリー・スコット監督により新たに編集されたナレーション無し・ハッピーエンドシーンカットの最終版。ハッピーエンドシーンの追加が映画会社の要請によるものだったというエピソード(それもシャイニングのもの)は公開後すぐに話題になった。82年の公開から11年後にやっと明らかになった本当のラスト!
ディレクターズカット最終版、米国盤LDはCAV仕様でのリリース。
LDに収録された最終版は、DVD収録の最終版よりも左右画面が長く情報量が多い。中盤、デッカードの部屋を訪れたレイチェルの右肩にデッカードが手をのせるシーン(デッカードの目がレプリカント特有の反射光を放つシーン)など、DVDではトリミングされて見えない(国内盤LDディレクターズカット最終版も見える)。
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1996年国内最終版DVD 1996年米国最終版DVD
●国内盤DVD/スクイーズワイド
※ディレクターズカット最終版<DL-12682>
1996年12月20日 ワーナー・ホーム・ビデオ
●米国盤DVD
※ディレクターズカット最終版<12682>
1997年8月22日 WARNER HOME VIDEO
ディレクターズカット最終版、スクイーズ収録DVD。雨に浮かぶ高層ビルの汚れにいたるまで、そのディテール描写の解像度はさすがDVD。国内盤のみに最終版・劇場オリジナル予告編収録。
米国盤DVDは、ディスクの表裏両面にスクイーズワイドとテレビサイズの2バージョンをそれぞれ収録。予告編は未収録。
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●製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション【初回限定生産】 
デジパック5枚組(アウターケース仕様) 20Pブックレット封入
2007年12月14日 ワーナー・ホーム・ビデオ 国内盤DVD<SD-Y18467>

製作25周年を記念して、リドリー・スコット監督自らが新たに編集し直した「ファイナルカット」(2007年)と、初公開の「ワークプリント版」を収録。さらに、過去の3バージョンもすべて収録された完全版アルティメット・コレクターズ・エディション。※アウターケースのデザインは、未使用だったポスターデザインを流用。

「ファイナルカット」は、1992年の「ディレクターズカット/最終版」では技術的な面で修復不可能だったいくつかのシーンが、最新のCG技術により生まれ変わっている。

●DISC 2には1997年3月ソニー・マガジンズ発行「メイキング・オブ・ブレードランナー」 (ポール・M・サモン著/品川四郎監訳)にて語られていた内容が、映像ドキュメンタリー「デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー」として初収録。
3時間34分という長尺ながら、まったく飽きさせない充実した内容のメイキングだ。
特に、ブレードランナーの特異な世界観でもあった夜と雨と煙は、特殊撮影をごまかすための役割が大きかった事。また、最大55日間にも及んだ夜間撮影がキャスト、スタッフにかなりの心労を与える結果となってしまったが、映画全体を漂うけだるさと終末観は、この実際の現場の苦労と混乱が画面に現れたようなものだったという、まさに映画の神様が起こした奇跡のようなエピソードも語られている。

ハリソン・フォードやスタッフが、独裁者的なリドリー・スコットに対して嫌気がさしたようで、まさに文字通り「デンジャラス・デイズ」のような製作現場だったらしいのだが、映画製作においては、多数のスタッフがいながらも、監督の個性は画面に強く現れる。リドリー・スコット監督の頑なまでの映画創りに対する強い信念が、25年後の高評価につながっているものだと思う。「監督はスタッフの相談役ではない。監督とは指図するという意味だ」というスコット監督の力強い言葉が残る。
ハリソン・フォードも、公開後しばらくは、本作に関してはまったく話をしたくないという態度をとっていたが、今回のドキュメントでは自然な感じで語っている。
25年という歳月、映画に対する評価、彼の俳優人生の中での本作の位置づけなどが、ハリソン・フォードの心境を徐々に変えたのだろう。

レイチェル役のショーン・ヤングはその奇行から、しばらく干されていたようだが、このドキュメンタリーには姿を見せている。やはり年齢は感じるがレイチェルの上品で清楚な面影は残っている。その他、ルトガー・ハウアー、ダリル・ハンナ、エドワード・ジェームズ・オルモスも登場。残念な事にリオン役のブライオン・ジェームズは1999年8月7日に心臓発作で亡くなっているとの事だ。

●DISC 3では、過去3バージョンを1枚のディスクに収録したマルチアングル機能が便利。それぞれのバージョンに、リドリー・スコット監督のイントロダクション(約1分弱)を収録。
「オリジナル劇場版」と「ブレードランナー 完全版」(国際版)には、日本語吹替音声が初収録されている。1986年4月14日TBS「月曜ロードショー」 にて放送されたバージョンのようだ。ちなみに声優はデッカード=堀勝之祐、レイチェル=戸田恵子、ロイ=寺田農、ガフィ=池田勝、ブライアント=神山卓三、プリス=高島雅羅、セバスチャン=村越伊知郎、リオン=大宮悌二、タイレル=大木民夫、ゾーラ=横尾まり。

●DISC 4の映像特典ディスクには、貴重なナレーションを含めた47分もの未公開シーン集も収録。
主な所では、より抽象的な別オープニング。
「2つで充分ですよ」のヌードルバーで食事をするデッカードの別テイク(テーブルにだされる料理がエビらしきものではなく気持ち悪い人面魚のような?…。この別テイクから察すると、だされる料理はエビらしきものだけではなく、いくつか用意されていた事が考えられる)。
未使用シーンとして有名だったリオンに撃たれたホールデンを、デッカードが病院へ見舞いに行くシーン(結局、最後まで本編に組み込まれる事はなかった)。
デッカードとレイチェルのSMチックなラブシーン。
ブライアントとガフィのブルールームでの会話(ハンガリー語や韓国語を話すガフィだが、聞き取りにくい日本語で「はい、ばかたれ…」と言っているようだ)。
ロイとセバスチャンがタイレル社に入り込むシーン(タイレル社のセキュリティシステムが見れる)。
別エンディング(2バージョン)などが収録されている。

●DISC 5には、「ワークプリント版」収録と共に、「ワークプリントからファイナル・カットへ」(29分)というドキュメンタリーが収録。今回初収録の「ワークプリント版」と「ファイナルカット版」を解説しているものだが、劇場公開版(国際版)と最終版では、ブライアントは逃亡した6体のレプリカントのうち、1体のレプリカントは死んだと説明するが、劇中にはバティ、リオン、プリス、ゾーラの4体しか登場せず、1体が行方不明では?という謎があった。
これは、当初の設定ではメアリーという、もう1体のレプリカントを登場させる予定だったが諸般の理由で削除された結果によるブライアントの台詞の訂正ミスとの事で、ワークプリント版とファイナル・カット版では、2体のレプリカントは死んだとブライアントの台詞に修正を施しているなど、作品にまたがるエピソードも解説されている。
(2007.12.23)

■DISC 1: 「ブレードランナー ファイナルカット」(2007) 本編117分 映像特典1分(リドリー・スコット監督によるイントロダクション)
■音声
・オリジナル英語(5.1chサラウンド)、ポルトガル語(5.1chサラウンド)
・音声解説 1.監督リドリー・スコットによる音声解説
・音声解説 2.脚本/製作総指揮 ハンプトン・ファンチャー、脚本 デビッド・ピープルズ、製作 マイケル・ディーリー、製作主任 キャサリン・ヘイバー
・音声解説 3.ビジュアル・フューチャリスト シド・ミード、プロダクション・デザイナー ローレンス・G・ポール、美術監督 デビッド・スナイダー、特殊撮影効果 ダグラス・トランブル、リチャード・ユリシック、デビッド・ドライヤー
■字幕
英語・日本語(字幕翻訳岡枝慎二)・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・タイ語・音声解説用字幕1・音声解説用字幕2・音声解説用字幕3
■DISC 2: 「デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー」
DANGEROUS DAYS: MAKING BLADE RUNNER 214分(3時間34分)
■音声 オリジナル英語(ステレオ)
■字幕 英語・日本語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・タイ語
※キャスト、スタッフ、関係者の80を超える完全新録インタビューの中から厳選して収録。さらに本邦初公開のカットシーンや撮影風景など、映画製作の全てを網羅した究極の長編ドキュメンタリー。
原作から脚本へ/キャスティング/未来をデザイン/製作開始/撮影現場にて/視覚効果/スト・プロダクション/公開当時
■DISC 3: 「ブレードランナー」ブランチ・ディスク ARCHIVAL VERSIONS
※3バージョンを1枚のディスクに収録。それぞれのバージョンに、リドリー・スコット監督のイントロダクションを収録
オリジナル劇場版「ブレードランナー」(1982)
■音声 オリジナル英語(5.1chサラウンド)、オリジナル英語(ドルビーサラウンド)、ポルトガル語(モノラル)、日本語(モノラル)※吹替翻訳岩本令
■字幕 英語・日本語(字幕翻訳岡枝慎二)・日本語吹替用字幕・韓国語・ポルトガル語
インターナショナル劇場版「ブレードランナー 完全版」(1982)
■音声 オリジナル英語(5.1chサラウンド)、オリジナル英語(ドルビーサラウンド)、ポルトガル語(モノラル)、日本語(モノラル)
■字幕 英語・日本語(字幕翻訳岡枝慎二)・日本語吹替用字幕・韓国語・ポルトガル語
「ディレクターズカット/ブレードランナー最終版」音声・画質初リマスター(1992)
■音声 オリジナル英語(5.1chサラウンド)、オリジナル英語(ドルビーサラウンド)
■字幕 英語・日本語(字幕翻訳岡枝慎二)・韓国語・ポルトガル語
■DISC 4: 映像特典ディスク ENHANCEMENT ARCHIVE 246分(4時間6分)
■音声 オリジナル英語(ステレオ)
■字幕 日本語・韓国語
※接続/フル再生
※製造 INCEPTION/フィリップ・k・ディック、小説と映画を比較して、フィリップ・k・ディック:ブレードランナーインタビュー集(※英語音声のみ対訳リーフレット付)
※構造 FABRICATION/グラフィック・デザイン、衣装、スクリーンテスト:レイチェル※プリス、ジョーダン・S・クローネンウェスの撮影、未公開シーン集
※寿命 LONGEVITY/1982年プロモーション映像(セット、シド・ミード、撮影の舞台裏) ・予告編/TVスポット集(1981年「特報」、1982年「オリジナル劇場版」予告編、1982年「TVスポット」、1992年「ディレクターズカット最終版」予告編、2007年「デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー」特報、2007年「ファイナル・カット」特報)・ポスター・アート ・デッカードの真実 ・"ブレードランナーの魅力"を語る
(レーベル面の文字には Enhancement の n が抜けているミスプリ有り)
■DISC 5: 「ブレードランナー」ワークプリント WORKPRINT (1982) 本編110分 映像特典1分(リドリー・スコット監督によるイントロダクション)、29分("ワークプリントからファイナル・カットへ")
■音声 オリジナル英語(5.1chサラウンド)、「Future Noire:メイキング・オブ・ブレードランナー」著者ポール・M・サモンによる音声解説
■字幕 日本語(字幕翻訳岡枝慎二)・韓国語・音声解説用字幕
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●Five-Disc Ultimate Collector's Edition [Blu-ray]
(アタッシュケース型ボックス入り限定盤)
2007年12月18日リリース Warner Home Video 
米国盤ブルーレイ<118572>
オリジナル「スピナー」フィギュア/オリジナル「ユニコーン」フィギュア/オリジナル・チェンジング・レンティキュラー(見る角度によって絵が変わるシート※これがなかなかカッコいい!)/リドリー・スコットからの手紙(透明フィルムに印刷) /オリジナルフォルダー入りシド・ミード 画コンテ集(8枚)/ブックレット(20p)
収録内容は上記国内盤"製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション"と同じだが、待望の次世代DVD、ブルーレイディスクでの初リリース。
本編5バージョンはすべてHD(High Definition)にて収録。

特にリドリー・スコット監督が製作25周年を記念して再編集したDISC 1:「ファイナルカット」は、ブレラン本編5バージョンのうち、もっとも高画質だ。

当初収録予定だった英国のTV局Channel4が製作した"ON THE EDGE OF BLADE RUNNER"(2000年)は、スコット監督が「デッカードはレプリカントだ」と明言したといわれているドキュメンタリーだったが、権利上の問題で未収録。

「デンジャラス・デイズ」や、「ファイナルカット」のスコット監督のコメンタリーで、当初の案では、タイレル社の社長も実はレプリカントであり、本物のタイレルは上階の石棺に遺体となって葬られているというエピソードも存在したと紹介される。
DISC4の映像特典ディスク内の"デッカードの真実"では、リドリー・スコット監督は「デッカードはレプリカントだ」と答えたと証言されているし、「ファイナルカット」のコメンタリーでも"デッカードは戸惑い 混乱しながらも やがて理解していく、自分はシステムの一部で彼らに操られているのだ"とスコット監督はデッカードの心理状況について語っているが、果たしてデッカードは本当にレプリカントなのであろうか…?
やはりこれは観る者の解釈にまかせるべきであると思う。人間とは何かといった、人間の存在する意味そのものを考えさせる事が、この映画の最大の魅力なのだから…。 (2008.01.12)

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VHS-VIDEO GALLERY
●国内版VHS/テレビサイズ
※米国オリジナル劇場公開版
1986年1月25日 <08JV-70008>
ワーナー・ホーム・ビデオ
●国内版VHS/ワイドサイズ
※国際版(完全版)
1991年10月20日 <NJV-20008>
ワーナー・ホーム・ビデオ (右・廉価版)
●国内版VHS/ワイドサイズ 
※ディレクターズカット最終版
<WV-12682>
1993年1月22日
ワーナー・ホーム・ビデオ
●米国版VHS/テレビサイズ
※国際版(完全版)
1983年 EMBASSY HOME
ENTERTAINMENT
●米国版VHS/テレビサイズ
※国際版(完全版)
1992年6月
New Line Home Video
●米国版VHS/ワイドサイズ
※ディレクターズカット最終版
<12682>1993年5月19日
WARNER HOME VIDEO
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